武夷山旅行1日目
4月26日(木)
実質的に今日が武夷山旅行の初日です。
朝は8時半頃に起きて、ホテルでバイキング形式の朝食をとりました。
ボタンを押して出てくるホットコーヒーが、すでに砂糖とミルクの入った甘い状態になっていました。
ご自由にお使いくださいの状態だと、みんなが持って行ってすぐに空っぽになるからでしょうか。
地下鉄で上南路駅から上海虹橋駅に行き、そこから新幹線を利用して武夷山に向かいました。
当たり前ですが、エスカレーターがない場所では、重いスーツケースをもって階段をのぼります。
持ち上げる運動が、いま行っているチューブ筋トレの「ゴムチューブロウ」のメニューとほぼ同じ筋肉の使い方、負荷の大きさだということにふと思い当たりました。
こんなところで修行の成果が現れています。
上海虹橋駅で昼食です。
新幹線は14時半に出発し、武夷山東駅に18時前に到着します。
席の指定ができなかったので、出発してから空いている席を探しました。
オニママは座っている人に他の席へ移動してもらうという強引な方法を使い、三人並んで座れる席を用意しました。
しかし、基本的に全て指定席なので、途中の駅から乗ってくる人が、いま座っている席の予約をとっているかもしれません。
駅で止まると、チケットと席の番号を見比べながら、次から次と人が流れて来ます。
自分たちの席に当たればアウト。
「对不起(ドゥイブチー)」
と言って、荷物を持って立たなければいけません。
ちょっとしたロシアンルーレットです。
チキンな私は、弾に当たる前から立とうとしてオニママに窘められる始末。
時間もだいぶあるので、オニママに車内販売の珈琲を注文してもらいました。
運ばれて来たときに値段を聞くと30元。
1元が約17円なので、日本円で約500円です。
オニママは慌てて
「高すぎる!キャンセルするか!?」
と聞いて来ましたが、それはあまりに恥ずかしいので、そのまま注文してもらいました。
その後、「なんで駅で珈琲を買っておかなかった」と、グチグチと文句を言われてしまいました。
途中から私だけが立つことになり、ようやく武夷山東駅に到着。
外に出ると空気がきれいすぎて驚きました。
中国は上海のイメージが強いだけになおさらです。
声をかけてきたタクシーの運転手とオニママが話をし、タクシーでホテルまで行くことになりました。
オニママが車内で運転手さんと色々話をし、明日はタクシーを貸し切りで観光案内をしてくれることになったみたいです。
主要な観光スポットのチケットを売っている店に連れて行ってもらい、明日、明後日の行き先を決めました。
ホテルは紅袍歩行街の近くです。
ホテルで荷物を置き、近くのおすすめの飲食店へ案内してもらいました。
運転手さんとはそこで別れます。
色々な食材が並べてあり、好きな材料を選んで料理をしてもらうという形式です。
出てきた料理は川魚のフライ、クウシンサイの炒め物、豚の耳の炒め物など。
地域性か辛い料理が多いようで、どの料理にもトウガラシとニンニクが入っています。
辛いけど味はなかなかでした。
せっかくなので武夷山ビール(瓶)を飲みました。
さっぱりしていてうまい。
青島ビールと飲み比べないとわかりませんが、似たような味だと思います。
食後に散歩をしていると、公園で女性たちがダンスをしているのを見かけました。
中国には朝や夜に公園でダンスをする慣習があるらしく、「広場ダンス」というみたいです。
ノリのいい音楽で、おばさん・お姉さんたちが楽しそうに踊っています。
今日のホテルは洗濯機があるということで、たまった服をもって階上へ洗いにいきます。
言われたところに行ってみると、屋外の暗闇の中に洗濯機がありました。
でも洗剤がありません。
その日は仕方なく水だけの洗濯でしたが、オニママのアイデアで、次の日は備えつけのハンドソープを服にかけて放り込みました。
明日から本格的に武夷山観光です。
ヨガで体をほぐして早めに休みました。