お金をふやす第一歩は家計簿作り
お金をふやすために必要なことはなんでしょう。
給料をアップさせることは置いておいて。
それ以外で思いつくこととしては、節約と投資です。
そしてこの機会に、あらためて資産運用関連の本を色々読み、また、マネースクールなどの無料セミナーにもいくつか参加してみました。
そこからわかった、お金をふやすうえでもっとも基本であり重要なこと。
それは。
「家計簿をつけて家庭の資産を管理すること」
当たり前といえば当たり前の話なのですが、これができていない家庭が非常に多いようです。
年収が数千万クラスの家庭でも、ほとんど貯蓄がなく、むしろ借金を抱えているといったこともあるそうで
「お金を稼ぐ能力と、お金を管理する能力はまったくの別物」
ということらしい。
他の例として。
マネーリテラシーがまったく身についておらず、家計簿もつけていないので、家のお金が何に使われているかぜんぜん把握ができていない人。
そんな人が、楽してお金を増やそうと、安易に投資に大金をつぎ込んでしまい、お金をふやすどころか、資産を大きく減らせてしまうケース。
投資とギャンブルの区別がつかず、経験もないのに、最初からリスクの高いFXや仮想通貨、個別株といった商品に無謀な投資をおこなって、資産を失ってしまうケース。
そんなバカな失敗を誰がするのだろうと思うかもしれませんが、非常に「あるある」な失敗例みたいです。
なので、目先のお金にとびつく愚行は避けて、まずは家のお金のフローとストックを正確に把握する仕組みづくりから始めようと思います。
これまでは、オニママが手書きでノートに家計簿をつけていましたが、何か月も未記入で放置しておいたり、情報が不足していたり、字がきたなかったり、お世辞にもわかりやすいといえるものではありません。
そこで、私の方で一から家計簿を作り直すことにしました。
ついでに、いろんな口座にばらけている資産の情報も整理します。
一般的に家計簿をつける方法として「手書きノート」「エクセル」「アプリ」といった方法があります。
ネットで調べると、手書きノートでこまかな管理を実践してる方がずいぶん高い評価をされているようでしたが、私にはとても真似できそうにありません。
とにかく手間を最小減にして効果的な方法をとりたい。
順番に検討していきます。
まず手書きノート。
これは私には論外です。
ちまちま線を引いたり、数字を書いたりがめんどくさすぎる。
以上。
ではスマホのアプリはどうか。
こちらは、口座とのデータ連携が評価されているようですが、よくわからないアプリ会社に資産情報を垂れ流すことになるのではと、警戒してしまいます。
実際リスクはないのかもしれませんが、できれば避けたい方法です。
そして、レシートを読み込めるので簡単とありますが、そもそもすべてのレシート情報をひとつひとつ家計簿に入力する必要があるのか?
レシートのない費用についてもいちいち入力することになると思うので、逆に面倒に思えます。
たぶん、家計簿をつける方法の中ではそんなに主流ではない気がします。
ネットで調べた家計簿のつけ方や、マネースクールの無料セミナーで教わった方法などを組み合わせて、自分にあったやり方を考えました。
とにかく楽することを重視します。
ふだんはレシートを複数のユニパックに分けて入れておくだけ。
レシートが発生しないものは、メモ用紙に項目名と金額だけ書いておけばオーケー。
私は家にあったユニパックを利用しましたが、これはノートタイプのクリアファイルにした方が使いやすいかもしれません。
そして、翌月の初めにレシートの合計金額のみを電卓で集計し、各項目の金額をスプレッドシートに打ち込んで終了。
月に1時間もあれば余裕で更新できます。
おさらいすると、流れはこんな感じです。
①ユニパックを用意
ユニパックには費用の項目名を書いておきます。
うちの場合は、オニママと私で口座を別々に管理しているので、支出も分けられるようにユニパックを二セット用意しました。
②レシートをユニパックに入れる
費用の分け方は本当にざっくりです。
スーパーでもらったレシートは「食費」。薬局でもらったレシートは「日用品」。外食のレシートは「娯楽」。といった感じです。
家計のお金の流れと資産状況を把握することが目的なので、こまかいことは気にしません。
③月初に集計・入力
合計金額だけの入力なので、更新はすぐに終わります。
うちは節約に関して言えば、今の状況で既に、世間の平均以上の成果を出しているのではないかと思います。
たとえば、年中ほとんどエアコンを使用しないので、冬場のピークである2月でも電気代は4000円台です。
スマホ代は一人あたり3000円(端末代込み)。
一括払いなのでここに記入はありませんが、固定費の中でも高い割合を占めるという「保険料金」についてはどうか。
入っているのは私とオニママの生命保険のみ。
二人合わせても、月に3000円台の費用です。
合算すると死亡時に3000万円もおりる契約ですが、ネット生保の中にはそんな商品もあります。
一方で、ガス料金が8000円オーバーなので、ここは要改善です。
オニママは日本に来てから湯舟につかる習慣がつき、一日の中で一番の至福の時間になっているようです。そのあたりがガス代を跳ね上がらせている原因なのでしょう。
「湯舟禁止」と言っても聞くわけがなく
「他に節約するところがあるでしょ!」
と怒られるのがおちなので、何か他の改善方法を考えないといけません。
ついでに、銀行や証券会社の口座も確認して資産状況を更新します。
これによって、資産(ストック)を把握できます
複数の銀行口座と証券口座を開設しているので、一欄にまとめないと全体資産をつかめません。
証券口座は以前遊びで使っていた程度なので、投資は一から仕切り直しが必要です。
とりあえず、これで家計簿作りは終了です。
最初、私が家計簿を一から作り直すと言ったときは
「なんで変える! 私が信用できないか!」
と不満をあらわにしていたオニママですが、このスプレッドシートによるシンプルでわかりやすい家計データをみると
「あとはまかせる」
と承認(?)をもらいました。
まずは第一段階をクリア。
次はもっとふみこんだ節約と、投資に手をつけていこうと思います。